「・・・・・・・」
今、誰かに呼ばれたような気がした。
足を止めて、振り向くがそこには誰もいない。

ようやく足止めをしていた傭兵ファイター達を倒し、セラの下へ行ける。
だが・・・すぐに追いかけると言っていたネーヴがいつまでも追いついてこないのが気になった。

「何か、あったのかも、・・・足止めを受けているだけならいいけど」
真実を知らないラティとガイヤールとのファイトは避けたい、彼らもリンクジョーカーの恐ろしさは知っているが
片鱗の力を使っていたことまではネーヴには言えずにいた、今言わなくてもいずれわかることだが正義だと、傷ついたこちらこそが正しいと

信じていた彼らに、強い罪悪感を与えるほどアイチは真実を伝えることが全て正しいとは思わない。

レンとレオン、クリスの言葉はわかる。
でもやっぱり人に厳しくできるほど、アイチはできた先導者ではない。

「でも、セラさん、貴方を止める・・・」
デッキを握りしめ、アイチの足は再び動き出す。
オーナーとして監視していた地下室へと急ぐが、すでにセラは最終計画を始動させたなど知る由もなく。






「アイチ君、喜んでくれるかな?」
その頃、ラティはこんなことになっているなど知らずに絵本を片手にエレベーター内にいた。
偶然通りかかった本屋で見つけたクレイのユニットそっくりのキャラクターが登場する本を見つけ、アイチと一緒に読もうと笑みを浮かべる。

そのまま今日はアイチと一緒に寝ようなどと、考えていたが月の宮に到着しラティは持っていた絵本を落としてしまうほど驚いた。


「扉がっ・・・・!」
強い力でへし曲げられて、壊されている。
此処を出ていくために、内部からアイチの力で壊したなどラティにはわかるはずもない。

「もしかして、リンクジョーカー?・・・ヴォイド?」
ファラからヴォイドのことは聞いていて、二度、その野望を阻止したアイチを狙うかもと言っていた。
だからメイト達の元に返す気にはなれず、ラティの手でメイトからもリンクジョーカーからも守ろうと思っていたのに。

「アイチ君、何処にいるの!」
慌てて中へと入っていくが誰もいない、アイチの姿も、デッキも。
今の時間なら寝間着のはずで、黒いコートは掛けられているはずなのにそれがないということは服を着て外に逃げた可能性もある。

(すぐに見つけないと!)
デッキを手にし、いつでもファイトできるようにと走り出すラティ。









(地下の部屋にはいなかった・・一体どこに)
ビルの部屋全てを監視するモニター室にいるかとも考えたが、そこには誰もいなかった。
やはりアイチが動いたことに感づいているのだろう、もしやネーヴが追いついてこないことと関係があるかとラティとガイヤールに会おうと考えていた。

恐らくはカトルナイツ専用の階にいるだろうと、中央エントランスでエレベーターを待っていたが。

『マイヴァンガード!』
「はっ・・!!」

青い炎がアイチに向かってくる。
デッキから一枚のカードが飛び出し、守るようにしてアイチの前に空中で止まりシールドのようなものを貼った。

『ご無事で』
それはブラスター・ブレード・探索者だった。
薄らと蜃気楼のように浮かぶブラスター・ブレード。

通常の空間でここまで姿がはっきりするということはその建物自体が、異質な空間になり始めている証拠。

「・・・青い炎・・、ガイヤール君?」
指輪から青い炎を発しながら現れたのはガイヤール。
しかし、様子がおかしい。

突然アイチを攻撃したことだ。
彼はアイチをまるで神格化させて仕えていたはず、今の彼とあの時の彼が演技だとは考えられない。

『彼はリンクジョーカーの力に、飲み込まれてしまったようです・・・』
「そんなっ・・・!!」
同じ騎士である、ガイヤールの分身も虚ろな目をしている。
分身の彼らの影響を受けて、止めるはずの主と共に暴走をしていた。

そして、この事態を招いた張本人が姿を現す。

「此処にいましたかアイチ様、随分と探しましたよ。・・・・さぁ、月の宮へ帰りましょう」
誰も傷つけない、何もかもが手に入る優しい鳥籠に。
セラは手を差し伸べたがアイチはセラを睨み動かない、ブラスター・ブレードが守るように剣を手にして前に出た。

「やれやれ・・やはり私の野望の前に立ち塞がるのは貴方ですか」
レオンやレンもと考えたが、アイチが動き出す方が早かったようだ。
それはリンクジョーカー事件のことで把握済みだが、奴らもアイチに同調して動き始めている。

「どうやら、貴方は最初に会った時からわかっていたようですね」

セラが黒幕、リンクジョーカーのファイターだということを。
プリズンの力もそれが元になっていることにも、セラ以外のカトルナイツに復讐など止めようと言葉で自らの手で手放させようとしたのは

もっとも憎んでいる存在の力を使っていることを知った彼らが『絶望』することがわかっていたから。
セラのような元からの歪んだ男なら、レンとレオンとで殲滅することだってできた、むしろ敵に情けなどかけない方が楽で簡単だが。

「お優しいのですね、そして・・強く、可憐で美しい・・・。だからこそ・・」
最後まで言わずして、セラの前に操られたガイヤールが立つ。
恐らく今のガイヤールが心までヴォイドの力を浸食されてしまった姿、他者に見下し、力を振うことに快感を感じ、罪悪感などない
ある意味、PSYクオリアの中毒症状と似ている気がするが、ネーヴは早い段階でアイチに敗北したことと、ラティはアイチの庇護されていたことで助かったが

ガイヤール・・彼は強く憎み過ぎた、櫂を。
騎士であるのは己だけでいいと優越に浸りすぎた。

手を構えると、ガイヤールはプリズンを展開。
しかし、セラは一歩後ろに下がり・・プリズンの外へと出た。

「オリビエ・ガイヤール、櫂トシキを抹殺しなさい。
勝利を勝ち取り、彼を真の意味でこの世から抹殺し、アイチ様を守るのです」
「・・・貴様に言われるまでもない、アイチさんは僕が守る・・・・・僕は彼の騎士だ!」

「ガイヤール君!?どうしてっ・・・」
正気に戻ってと叫ぶがアイチの声は届かない。

『どうやら櫂トシキだと貴方に見えているようです・・・』
今のガイヤールには全ての人間が櫂トシキに見えている。
ということは、ネーヴもガイヤールに倒されたのだとした・・・・追いかけて来るはずなどない。

「・・・力を貸して、ブラスター・ブレード」
『Yes、マイヴァンガード』

胸に手を当てて、ブラスター・ブレードはカードへと戻りデッキに返っていく。
現れたファイティングテーブルの上に山札を置き、アイチとガイヤールのファイトは開始される。


外からこの様子をモニターで見ていたセラとモレスだが、今のガイヤールにアイチが勝てないと余裕で笑っていたが。

「無理でしょうね、アイチ様の力を前に、今のガイヤールでさえも敵ですらない」
「なっ・・・なんですと!」
タクトの分身と、彼から力を与えられたことがきっかけとなり今のアイチは、PSYクオリアさえも超える力を持つ存在へと変わっている。
ただPSYクオリアを持っている奴らとは格からして違う、しかしアイチには敵に情けをかけてしまう面があり、ガイヤールに対して本気で冷徹にならなければ勝てない。

「ですが、万が一ということもあります・・・残りのシードの回収に私は行きます、モレス・・・何か異常があればすぐに報告を」
「はっ・・・!」
モレスはすぐに傭兵達を集めて、櫂達とレン達の襲撃に備えることに。
セラはネーヴから奪ったシードを手の中に浮かべ・・・、もう一つのシードの下へと向かう。



「やるしかない、スタンドアップ!!ヴァンガード、自若の探索者 ルキウス!」
ファーストヴァンガードとしてコールされたのは、己の身長ほどに長さを持つ槍を手にした少年。

「・・・スタンドアップ・ル・ヴァンガード、ころながる・解放者・・・!」
夜の闇が降りたかのような色をしているガイヤールの瞳には、ロイヤルパラディンを扱う櫂の姿が映っていた。
敗北したことでクランを変えたと、かげろうではないことにも疑問すら抱かない。

幼少の時は、ブラスター・ブレードを使うロイヤルパラディン使いだったと資料から読んだことがある。
新たなクランを手にアイチを取り戻すために、現れたのだと矛盾すらも考えずにただ櫂を倒すことだけにしかガイヤールは考えられない。

「五月雨の解放者 ブルーノをコール」
グレードが上がるにつれてガイヤールの声質が変わっていく。
最初は淡々と、次第に感情・・・怒りが込められているかのように、アイチも気づいている。

「立ち上がれ!!僕の分身、共に平和への道を探索する者!!ブラスター・ブレード・探索者!!」
アイチの前に華麗に舞い降りたブラスター・ブレード。
やはり来てくれたと小さく笑みを浮かべていると、ガイヤールの様子がおかしくなる。

「櫂トシキ、お前は僕の家族を傷つけただけでなく・・・アイチさんまで奪おうとするのか!!」
「・・ガイヤール君っ・・・!」
ブラスター・ブレード・探索者を始め、リアガード達がアタックが来てもいいようにと構える。
主の影響か、青い炎がどんどん黒く変色し始め、その色はユニット達の纏う色も変えていく。

「誓いの解放者 アグロヴァルにライド!」
アイチのリアガードの天賦の探索者 ヴァルロッドが倒されて消えてしまう。
ブラスター・ブレードへのアタックへの番となりガードしようとすると、脳裏に幼い頃のガイヤールが出てきた。


「くっ!!」
ガードするのを止めるように現れたため、アイチのダメージゾーンに一枚のカードが落ちる。
目の前のガイヤールは変化はない、となるとアイチがガイヤールの記憶を見てしまったというのが正しいだろう。

以前少しだけ話してくれたことがある、ガイヤールは孤児だということを。





両親の記憶は、医者曰く火事のショックだったと看護婦が話した。
思い出の写真も全てが赤い炎に包まれて消えてしまい、形に残っているものなど何もなかった。

だからなのだろうか、ガイヤールは一人でいることが多かった。
少しだけ人と違うだけで皆がガイヤールを避けていたが。

『この騎士って、このカードにそっくりだね』
何となく読んでいた絵本の上に出してきたのは、孤高の騎士ガンスロットのカード。
同じ孤児である二コルの持っている中で一番レアなカードで、クールでカッコイイのはわかったが絵本の騎士とはイメージが違う。

『違うよ、もっとこう・・・背が高くて』
『じゃあ、どれ?』
四角のお菓子の空き缶から取り出したのは沢山のカード、裏にはヴァンガードと書かれている。
日本から発祥し、今の大人にも人気のカードゲームだと何となく聞いたことはあったが色鮮やかな騎士達にガイヤールは憧れた。

『ヴァンガード、やってみない?楽しいよ』
『でも・・ルール知らないから』

『教えてあげる、きっと楽しいよ』
そう引っ張られる形で始めたヴァンガード、小さくて幼いガイヤールもライドすることによって騎士になったような気分になって
楽しくてたちまち虜になった、以前喧嘩していた子達ともヴァンガードのおかげで仲良くなれた。

施設の皆にも、この気持ちを分け与えたくて、優勝賞品金は施設への寄付とヴァンガ―ドのカードばかりで
もっと自分のことに使えばいいのにと、いつも職員達にも笑われてしまうが、かつての自分のように孤独で苦しんでいる家族を救いたかった。


はずだったのに・・・・-----。


『すぐに帰って来てくれ、ガイヤール!!』
大会の準備のために部屋に籠って、デッキ調整をしていた頃だった・・外でとんでもないことが起きていると二コルの電話で知った。
友人のネーヴにも連絡がつかず、二コルの電話も途中で切れてしまう。

外に出ると今日は晴天だと言っていたのに、厚く黒い雲に覆われていて胸騒ぎがさらに強くなっていく。
急いで施設へと急ぐと、顔に妙な赤い刺青をしたファイターが襲い掛かってくる、大会で何度かファイトしたことがあった男だ。

「パーシヴァル!!」
「ぐあああっ!!」

悲鳴を上げて、体から黒い煙が抜け出していく。
声をかけると彼は正気に戻ったのか、どうして此処にいるかさえもわからずにいた。

「おい、何が起こっている!!」
「わからない・・・ただ、ショップでファイトして負けたら突然こんなっ・・」
思い出しただけで体が震えている、彼に安全な場所に逃げるように言うとガイヤールは施設へと急ぐ。
あそこには二コルから連絡を受けた友達も向かってはいるはず、子供達だけではないと。


「皆!!」


息を切らして扉を開けると、そこにはあの襲い掛かってきた男達のような目をした子供達がいた。
床には倒れている二コル達がいて、最後まで守ろうと戦ってくれたが守り切れず幼い彼らにまでリバースされてしまう。

「どうして・・・なんで・・・・」
後ろへと下がると廊下には大人達がいる、ホッとしたの一瞬だった。
彼らもガイヤールに影響されて皆がヴァンガードをしている、この施設でしていないものなどいない、つまりは施設の人間全てがガイヤールの敵。

「今、助ける!!」
悪の手から騎士となって、皆を救うと立ち上がるガイヤール。
しかし幼い彼らに勝利するのは簡単だったが、リバース解除時の苦痛に似た叫びはまるでガイヤールが危害を与えてるような叫びだった。

「痛いっ・・・苦しいよぉっ!!」
「我慢してくれっ・・・!!こうしなければ皆助からない!!」
リバースは解除されても意識はなく、倒れたままガイヤールはたった一人で戦い続けた。
最初こそ勢いはあったものの次第にガイヤールは疲労し始め、戦うことに意味があるのかさえ考え始めてしまう。

(弱気になってはだめだ、きっとネーヴも戦っている!・・・それに二コルだって)
リバースしている二コルも心の底では解放されることを望んでいる。
でも心はもう折れてしまいそうだった、どうしてこんな苦しいファイトをしなければいけないのか


もうガイヤールはわざと負けてでもいいから、リバースされようかと思われていた時だった。



空を支配するかのように浮いていた黒い輪にヒビが入り、大きな音と共に砕け散る。



「誰かが・・・・破壊してくれたのか?」
きっとガイヤールよりも強い誰かが、立ち上がってくれた証だった。
同時にリバースから解放され、一気に緊張が解けたのかガイヤールはその場に座り込んでしまう。

「どうした?ガイヤール」
不思議そうに二コルたちは首を傾げながら心配して近づいてきた。
どうやら皆にあの時の記憶はないらしい、それならいい、悪夢を見たのはガイヤールだけだと。

しかし、悪夢は終わってなどいなかった。


「うわぁぁぁんっ!!」
「どうした?」
年少の少女の部屋から声がして、ドアをノックして声をかけた。
すると二段ベットの下に寝ていたことが泣き崩れながら布団に包まっている。

「わからないの、寝ていたはずなのに突然・・」
同室の子もわけがわからず戸惑っている、近づいてガイヤールが話しかけると
顔だけを出してきたがガイヤールの持っていたデッキを見て、悲鳴を上げて再び布団の中に。

「・・・ヴァンガードが怖いのか?」
「いやっ・・・それを近づけさないでっ・・・・!!」

これが原因だった、それから施設だけではなくリバースした子がうなされる事が多かったため、カウンセリングを受けるなど
テレビで話題になるほどにリバース事件はよく報道されていた。

「ガイヤール君には、悪いんだけどね。暫くヴァンガードは・・・」
苦しそうに自身も睡眠薬を飲まないと眠れないという、リバースしていた職員に施設に来るのはいいが
ヴァンガードには触れないでほしいと言われてしまう・・・内心とても傷ついた、でも仕方がないことだと納得するしかなかった。


(あの時まで)


リバース事件のことで直接話したいことがあると、ネーヴに指定された高級そうなレストランに突然呼び出された。
いつもネーヴと会うのはオープンテラスの入りやすい喫茶店だったので、違和感はあったが外では話にくいことでもあったのだろうと
案内役の男の後ろについていくと、広めの個室の大きな丸テーブルの中央にセラが立っていた。


大きく手を広げ、彼は言った。

「ようこそ、選ばれし騎士の一人よ」
「・・・えっ?」

最初、わけがわからなかった。
ぽかんとしているとネーヴが近づいてくると席に座るように促されると、そこで衝撃の事実を聞かされる。

「このリバース事件を引き起こした犯人を知っています、彼に被害者の私達が正義の鉄槌を下しませんか?」
「犯人・・・」

それは行方不明となった立凪タクトではないかと。
しかしリンクジョーカーの先兵として動いたのは、海外でも有名な孤高のファイター・櫂トシキという男。

料理を口に運びながらガイヤールは悩んでいた。
だがリバースされれば正気を失ってしまう、櫂も被害を受けたのでは?いくら傷ついたとはいえ、そこまでと戸惑っているとネーヴが怒りに満ちた声で。

「俺も最初はそう思った、しかし奴は正気のままに世界中の人間を巻き込んだのだとしても・・・許されるか?」
「正気・・・だと!」
持っていたナイフとホークを皿の上に落してしまった。
怒りがこみ上げてくるガイヤールの様子をセラは笑みを浮かべる。

「彼は大罪を犯したのにも関わらず、普通の人間と以前と変わらない生活をしている・・・許せますか?」
「許せるわけっ・・・・ないだろう!!」
席から立ち上がり、握る手は強く握られて震えている。
今も後遺症で悪夢にうなされ、二コルでさえもヴァンガードをやめようかとも悩んでいると

なのに当の本人は、償うこともせずにのうのうと暮らしているなど聞いて許せるはずがない。


「私の名はラウル・セラ。とあるお方からの使いで貴方達をスカウトに来ました。
ガイヤール、ネーヴ、貴方達の高い実力を評価し、私と同じ『カトルナイツ』の称号を授けましょう」
「カトル・・・ナイツ、騎士という意味か?しかし・・・あと一人は」

日本に櫂はいると聞き、元立凪ビルを買い取って今改築をしていてそこを本部にするつもりだという。

最後の一人は、ラティ・カーティと聞かされていたがネーヴは知っているのか
「あんな小娘はごめんだ」と、文句を言っていたがガイヤールの耳には届いていなかった。

(仇を取れば、皆・・・一歩進める。前のように戻れるかもしれない)

そうしてガイヤールはフランスを離れ、日本へとやってきた。
日本には強いヴァンガードファイター達がいると、聞いていたが櫂以外の後江部員は大したことなかった。

しかし、それ以上に強力だったのが。

「ねぇねぇ、ガイヤール君vv私にヴァンガード教えてv」
「今度カラオケ行かない?」
「日本語上手ねぇ、彼女とかいるの」

「えっ・・・その」
日本の女子高校生達はある意味、強かった。
別の意味で日本の強さを知ったガイヤールはサインまで求められてぽかんとする。

そんなにフランス人は珍しいのかと、確かにフランスでも時々こうして迫られることはあったが集団になると此処まで恐ろしいものだと実感。
どうにか部に入部したいとやんわりと断り、ヴァンガード部の伝統行事とかいう
部員とのファイトをするため常連だというカードキャピタルで会ったのが



世界を救った救世主たる、ヴァンガードファイターという言葉では収まらない輝きを持つファイター。

先導アイチに。












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